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Alpaca技術ブログ

AIと超高速データストレージを駆使して新しいトレーディングを創る

なぜ僕らはCapitalicoをつくるのか

Alpaca CEOの横川(@_yoshyoshi)です。

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今回は、先日リリースを出したトレーディングプラットフォームのCapitalico(キャピタリコ)開発にAlpacaが至った中での、僕の個人的なお話をシェアしたいと思います。

もともと僕は金融機関(リーマンブラザーズ、野村證券)のキャピタルマーケット部門の債券本部でストラクチャリングやらマーケティングやら、色々なプロダクトにふれさせてもらっておりました。その中で、2010年に家庭の事情もあって業界を辞めて地元の関西に帰って、家にいながら収入を得ないといけないという状況におりました。一応金融機関にいたので、デイトレだ!ということでデイトレをおもむろに始めました。自分の資金でトレードすることの怖さも何も知らなかったのでかなり苦労しまして、少額ながらもプラスになるのに2年近く苦しい思いをして色んな地道な試行錯誤をやっていました。デイトレも職人技でして、過去のデータに対して自分のアイデアがうまくワークするのかを確認して、デモトレードでもうまくいくのかを確認して、そして実際に資金を入れてトレードする、みたいなことが必要です。

実際に資金を入れてトレードするのは本当に難しくて、びびったり、自分のルールを信じられなくなったり、人間特有の感情が理由でその瞬間の正しい意思決定ができないことが多々ありました。そういうことを毎日経験しながら、こういうことは本当に人間はむいていないな、こういうことこそ機械に任せられたら感情に左右されることなくルールに基づいて実行してくれるはずなのに・・と思っていました。それに加えて、1日中モニターの前に座って特定の条件が揃うのを待っている、ということも、本当は機械がやれば集中力関係なくやり続けてくれるはずなのに・・とも思っていました。

そのような僕の実体験がもとになって、AlpacaとしてCapitalicoを開発するに至っています。また、長期的に、Capitalicoがひろがることによって、人間の不得意な部分を効率良く機械に任せていくことが出来て、それがお金を稼ぐということを多少でもやってくれるのであれば、それは凄いことになると感じています。もともと僕がデイトレを始めた時に妄想していたこととしては、お金を稼ぐことが今よりもっと多様になれば、僕らはお金を稼ぐだけのために費やす労力を減らせて、他のことにもっとエネルギーをあてられるのではないか、ということでした。Capitalicoがひろがることで、そのような理想の世界に少しでも近づけると思っています。メチャクチャな理論でも、今の技術の進化でそれは可能になると本気で信じて僕らは日々Capitalicoの開発を進めています。

Alpacaとして、"人らしく生きる(BE A HUMAN BEING)"ということをマントラとして掲げています。その中で、お金というのは人らしく生きることを阻害する可能性のある一つの概念であると思っています。お金は、たくさんある中の一つの秤でしかない思っていますが、今はお金という秤が唯一のようなものくらいに偏っていると思っています。この偏りを多少でもましにするには、お金という秤の価値を下げて他の秤に分散させることが必要です。そのための手段として、自分で納得のいく透明性の高い投資戦略を気軽に設計でき、お金を稼ぐことへのアクセスをもっとスムーズにして多少でもコモディティ化することで、相対的にお金という秤の価値が下がって他に分散されると考えています。これを、Capitalicoを通じて実現して、人が"人らしく生きる"ことに近づけるよう邁進します。そして、このような壮大なおもひで開発しているCapitalicoは、現在ベータテストの登録をお願いさせて頂いておりますので、是非ご登録頂いて叱咤激励頂戴出来ますと本当に嬉しいです。是非引き続きご指導のほどよろしくお願いします!